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2005年3月11日(金)
球速について
 ある投手について紹介する場合、「ストレートのMaxは150キロである。」などと書かれている場合がありますが、殆んどの場合、試合中にその投手が本当にMaxの150キロを出すのは、ほんの数球のようです。スタミナ配分の関係もありますし、常に全力で投げる投手はまずいませんし、全力で投げてもMaxに届くとは限らないので、このMax時速表記は、実際のところかなり微妙な表現だと言えるでしょう。
 ただ、過去にも現在にも歴史に名が残るような速球派の投手はコンスタントにMax近い速球を投げていたようで、その辺が超一流になれるかどうかの分かれ目であるともいえます。(球速だけが良い投手となる条件ではありませんが)
 特に高校野球ではMax140キロを超すという触れ込みの投手も甲子園にはわりと登場してきますが、実際のところは130キロ台がほとんどという投手が多いです。
 プロなら145キロ、高校なら135キロを超す速球がコーナーに決まればそうは打たれないと思うのですが、それが出来るのはほんの一握りに限られるようで、ストレートが真ん中に来ても打たれない剛速球投手などというのはそれこそ何十年に一人しか出ないわけで、大多数の投手はやはり緩急や変化球を織り交ぜることで活路と見出すしかないわけです。
 しかし、変化球の種類といっても大抵はシュート、スライダー、チェンジアップ、フォーク、カーブのいずれかに収まるわけで、珍しい所でナックル、パームが出てくるくらいで、いずれの球種もキレ味が抜群によければもちろん大きな武器になりますが、ここに画期的な変化球を登場させることが出来ればそれもかなり有効となるような気がします。
 そこで我が魔球塾主宰のレクチャーが物を言うわけですが、今シーズンにもなかなか登板機会が訪れない投手にはぜひ魔球塾との出会いを活かして新たなスキルを身につけていただければ幸いに存じます。
 そういえばロッテの小宮山投手が新しい魔球に挑戦中だとかでそちらの方も魔球麗賛派の我々としては応援して行きたいと思います
2005年3月10日(木)
春の味覚”イサザ”
 先日のホタルイカに続いて今日はイサザについて一つ。
イサザとはシロウオの呼び名で全長三cm程の透明な体をした魚で春になると産卵の為に海から河口へやってきます。
 ちょうど今の時期はイサザ漁のシーズンです。ただ、このイサザ、河川環境の悪化で近年ではめっきり少なくなったようで、漁がなりたっている地域はごく限られているようです。
 私の知る限りでは能登半島の一部の地域で細々と行われているようです。
 小さなイサザを捕らえるには目の細かい網でないと魚が入らないので、水の抵抗を受ける大きな網は使えません。
 小さい網でイサザをとらえるにはあまり河口の幅が大きいとどこに網を入れるかが難しくなるので小さな川の方がイサザ漁には向いているようです。

 イサザ漁の零細化はそうした小河川の環境が河川改修で次々と悪化していることを示しているといえるでしょう。
 私も小学生の頃は近所の川でよくイサザをとって遊んでいました。小さな川の河口を石でせき止めて真ん中にザルを固定して上流から川底を竹ボウキでかき回しながら下っていくと、驚いたイサザが下流へ逃げてザルに収まるという寸法です。
 とったイサザは家の人にあげて、なぜか私は食べませんでした。
ポン酢につけて生を踊り食いすると美味しいそうです。
2005年3月9日(水)
ヤンキース松井について
 昨年、新潟県中越地震の際に巨人の清原選手が一千万円を義援金として新潟県に寄付したのに続いて、ヤンキースの松井選手も出身地の石川県根上町(現能美市)を通じて、同地震の寄付金としては個人では最高額の五千万円を寄付したニュースは、記憶にも新しいところです。
 松井選手は以前から寄付金というものに関しては、かなりの額を今までに納めているようです。(さすが!)
 というのも松井選手の父が宗教団体の主催を務めている関係上、同団体に毎年多額の寄付をおこなっていたからです。
 この宗教団体というのは松井選手の祖母が設立したものですが、この方は松井選手がまだ母親のお腹にいる時に、いずれ世間を騒がす存在になることをすでに予期していたそうです。
 それはさておき、さらに松井選手の父は義母である(松井家に婿入りされたので)松井選手の祖母から引き継いだ宗教団体の主宰を務めるかたわら、東南アジアの恵まれない子供たちの里親を引き受けていらっしゃるそうで、松井選手自身もそれにならい、十人を超える子供たちの里親をひきうけているようです。(これまたさすが!)
 慈善活動という点では、松井選手が現在属している米大リーグなどはそうしたものにも積極的に取り組んでいる組織と言えるでしょうが、その中にあっても松井選手の行動は特筆に値するといってもいいのではないでしょうか。